『お子さんたちはみな、良い点数を取ってお父さん、お母さんから褒められたいと思っています!』
「どうしたらこんな点数になるの?ちゃんと勉強したの!?」
なんてお子さんに言ったことはありませんか?
私は言われたことがあります(笑)その後は例のごとく大ゲンカ。。。でも、私自身もその言葉を言われた時はすごく悔しかったのを覚えています。
「誰が好きでこんな点数取るかっ!!」
その時の私の気持ちです。ただ、ほとんどのお子さんが同じ感情を抱くと思います。
以前に家庭教師として、あるご家庭を担当させて頂いていた時の話です。
その子は、属に言う「あまのじゃく気質」な子で学校の先生や親御さんの言うことに対して、反抗とまではいきませんが、期待にそぐわない言葉や行動を無意識にしてしまう子でした。
私が受け持った当初は私から出した宿題は勿論、学校の宿題もしない、テストも毎回のように赤点を取ってくる子でした。親御さんも私もかなり頭を悩ませていました。
任せて頂いてから3カ月経っても目に見える結果は出ず、私も自信を失くしかけていた時、本人の一言でハッとあることに気付いたのです。
「僕なりに頑張っているのに。。。」
自分の未熟さを痛感した瞬間でした。
毎日のように親御さんや私から言われることは「?しなさい!」「?しなきゃダメだ!」など、本人を否定する声がけだったのです。子のやる気を削いでいたのは周りの大人の執拗な期待と子に対しての否定的な姿勢だったのです。
その日から、親御さんとも相談し、徹底的に褒め続けました。ただし、だめなことはだめと、本人が理解するまでしっかり話す。
単語練習を自分のやれる範囲で指示し3回しかやってこなかったとしても
「3回もやったじゃん!前は0回だったのにすごいじゃん!」
それ以上は言いません。「もっとできるよ!次は10回だ!」とハードルを上げることでさらに子にプレッシャーを与えてしまうからです。
そのやりとりを半年続けたところでテストの結果もそうですが、生活態度でも大きな変化が見られました。時間通りに動けるようになり、家族との会話も増え、笑顔も増えました。点数アップにというよりも親御さんも私もその生活態度の変わりように衝撃を受けました。
このご家庭から得た経験は大きく私の人生を変えました。
一度は教員を目指した時期もありましたが、直に家庭に入り、ご家族の皆さんと共に子どもを教育する、時には自分も教育を受ける、そんな『家庭教師』の魅力にどっぷりハマってしまった私がいました。
まだまだ若輩者の私が言うのも大変恐縮ですが
『勉強を教える』ということは大変難しいことです。『解き方を教える』ことは容易かもしれませんが『勉強を教える』ということは教わる側(子ども)、教える側(先生)、それを支える側(親)が心にゆとりと同じ目的意識を持たなければ、成り立ちません。逆にこの3本柱の1本でも欠けてしまうと成績は勿論、人間としての成長も止めてしまいます。
長くなりましたが、私たちパレットはその名のごとく様々な『色』を持つ子どもたちの受け皿になり、子どもたち自身に一生に一度しかない青春時代の1ページに
『十人十色』の色彩画を描いて欲しいのです。
ひねくれた言い方になってしまうお子さんもいると思いますがどんな子でも0点より50点、50点よりも100点を取りたいと願っているものです。
私たちパレットスタッフ一同はお子さんの責任から逃れないことを誓います!まだまだ未熟者な私たちですが子どもたちにとって何かのきっかけになれるのであれば幸せです!何かお悩みがあればいつでも相談下さい!
スタッフ一同心よりお待ちしております。